2014/06/26

福島~会津で歴史に触れる~

Place: Aizu, Fukushima
ずっと行きたかった場所、会津。


少し前から歴史に興味を持って、本を読んだり調べたり、テレビで放送している歴史番組で忘れていた知識を埋めたりしていました。
幕末の歴史を語るとき、決して切り離せないのが会津。
私の知識だけでは乏しいので、行く前に沢山の本を読み漁りました。


人の旅のスタイルにもよるけど、私は事前に色々と調べていきたい。
知らないで訪れるより、そこであった出来事やなぜそれが出来たのかを知って訪れた方が、より楽しめる。
そして、その場所に寄り添うことができる気がするから。
ほんのちょっと、ちょっとだけでも何かを知って訪れると、心に映る景色は変わると思います。


この日も快晴。
気持ちよく晴れた青空に映える白い鶴ヶ城(若松城)です。


会津を舞台にした映画やドラマも多くあるので、歴史はあまり・・・という人にとっても、会津の歴史は身近に感じることができると思います。


飯盛山へ行くときにのぼる階段↓


かなーり長いので、隣にエスカレーターが設置されています・・・が、そのエスカレーター有料なのでお気を付けくださいましヾ( ´ー`)


飯盛山は会津の中でも一番行きたかった場所。
そして実際色々な場所を訪れたなかでも、一番心を揺さぶられた場所です。


鶴ヶ城や武家屋敷は再建されたものなので、資料館的な役割になっている気がします。
戦いでとても残しておける状態ではなかったので仕方ないですが、お城で言えば、修繕しつつも当時の状態を保っている長野にある松本城は一見の価値ありだと思います。


飯盛山は、白虎隊の一部が自刃した場所として、あまりにも有名ですね。
この日も平日にも関わらず、多くの方が白虎隊のお墓の前で手をあわせていました。


まだ16とかの年齢の男の子が、藩のため藩主のために戦い、飯盛山から会津の町を見渡したとき、お城が燃えているように見えたため、お城が落ちたならばもはや自刃するのみ・・・ということで、燃えるお城を見ながらこの場所で亡くなりました。(一名生存)


実際、この時お城は燃えていませんでした。
お城の周りにある家などが多く燃え、それがお城も燃えているように見えたのかもしれません。


白虎隊が自刃した場所から会津の町を見渡してみました。


鶴ヶ城ははるか遠くにあり、肉眼では見つけるのが難しいくらいです。
ただ、家が多く建っていて当時の景色とはまた違うので何とも言えませんが。


自刃した場所に立ち、何ともいたたまれない気持ちになりました。
現代を生きる私が、どんなに当時の会津の人たちの気持ちを理解しようにも、難しすぎる。
資料をどんなに読んでも、どんなに当時の人たちに寄り添おうとしても、やっぱり限界がある。
それは会津だけでなく、どの時代の歴史を学んでいても思うことです。


考えても仕方がない。
だけど、考えることをやめたくない。
それが、私にとっての「歴史」かもしれない。


時代背景が違えば、習慣も思想も違う。
その違いを埋めることはできないし、どんなに考えても正解には辿りつけないけど、それでも「知りたい」という思いは募るばかりです。



飯盛山に行く階段の隣には、白虎隊記念館があります。


近くにある、さざえ堂にも行って中に入ったら何か怖かった(☆。☆)



これは上りと下りの人が絶対に遭遇しないように作られているんだけど、人が全然中にいなくて、ミシミシっていう歩く音だけが聞こえるっていう・・・。
入ってすぐ出たかったんだけど、ひとまず上にいかないと下りの方にはいけないし、逆流しちゃダメな気がしたので、一通り歩きました。


さざえ堂は重要文化財に指定されていて、1796年に建立された仏堂です。
中に入ると、その歴史の長さをより感じることが出来るかと思います。
何があるわけでもないんだけども、世界的にも珍しいと言われている造りになっているので、是非。・・・ただ、ちと怖かったです(-_☆)


飯盛山から少しだけ歩くと、旧滝沢御本陣もあります。
ここは、歴代藩主の休憩所となったばかりか、戊辰戦争のときには大本営とされ、白虎隊の出撃命令が出されたのも、ここでした。


今では国の重要文化財に指定されています。
同じ敷地内にお家があるので、ちょっと入りにくいけれども、飯盛山へ行かれた方はぜひこちらも☆


中に入ると、戊辰戦争で撃たれた弾丸のあとが残っています。
いくつもこういう痕があって、すごく生々しい。


当時使われていたお手洗いとかも見ることができるんだけど、すごく興味深い!


平日だったからか、貸し切り状態でした。
でも、歴史をより身近に感じるには、是非訪れて欲しい場所。
当時のまま残されているので、歴史に寄り添うことができると思います。


幕末にタイムスリップしたい・・・( ・(ェ)・)


私がこうして歴史を「知りたい」と思うように、100年後の人は今の私たちの時代を「歴史」の時間として学ぶのかな。
今生きている時代も未来から見れば一つの歴史。
色々なものが発達してしまった故に、面白味のない時代に見えるかもしれないけど、もしかしたらもっともっと発達した未来から見れば、「昔の人って自動車って乗り物を乗っていたらしいよ!」とか「満員電車って何それー」「通貨っていうものが存在していたらしいよ」とか言われてるかもしれないしね( °д°)恐ろしや。


この日は、東山温泉に宿泊しました。
今回の旅行は温泉三昧ですヾ( ´ー`)


次の日は、日新館と野口英世の生家を訪れました。
また次回☆


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2014/06/15

福島~塔のへつりと大内宿へ~

Place: Aizu, Fukushima
1日目は日光をまわり(前回の記事はこちら)、鬼怒川温泉に宿泊しました。


温泉って大好き!!
夜は星を眺めながら入って、朝は早く起きて澄んだ空気を感じながら入ります。
朝の露天風呂はまた格別ですよね♪


2日目は、鬼怒川温泉を出てそのまま福島へ向かいました。
向かう先は大内宿。
と、その前に、塔のへつりにも寄ってみました。


塔のへつりは、国の天然記念物にも指定されているそうです(^-^)/




橋を渡って向こう側へも行けるんだけど、そっち側は足場が悪くてちょっと怖かったです。
雨降った後ととかは、滑るので気を付けてくださいね。
滑ったら・・・落ちます(-_☆)


この日は月曜日だということもあって、人もまばら。
静けさがあって良かったです。



私たちは車で行ったんだけど、近くには「塔のへつり駅」もあります。

その駅がまた、味があってすごく良い雰囲気なのです☆
わざわざ車降りてパチリと撮っちゃいました。


緑に囲まれている駅に、緑の中をゆく線路。
本数は少ないだろうけど、こんな駅のホームで電車待ってみたい。
車の旅行は融通が利いて楽だけど、電車での旅もまた素敵ですよね。


さてさて、塔のへつりのあとは、大内宿へ。


江戸時代の街並みを今に残す場所、大内宿。
江戸へ向かう大名や旅人の休憩処として使われていた場所というだけあって、行く前からすごく楽しみでした。
1640年ごろに整備されたというから、その歴史の長さに心躍りますね。


ここで有名なのが、高遠そば!!
これを食べたいがために、お昼に着くように向かってたのでした☆

私たちが入ったのは、大内宿の中でも人気の「三澤屋」です。



平日だったけど、やっぱり少しだけ並びました。
昔の家屋なので、もちろん土足厳禁だし掘りごたつでもありません。
脱ぎやすい靴で行ってくださいね♪


囲炉裏もあって、お魚も食べることができます。


三澤屋のお蕎麦、何が有名かと言いますと・・・・味の美味しさは勿論ですが、その食べ方にあります。
そのお蕎麦がこちら↓↓↓



他にもメニューはあるけども、お店にいるほとんどの人がこれを頼んでいました。


ながーいネギが特徴。
この長ネギを使って食べる、というのが三澤屋の高遠そばなのです(☆。☆)


と言いつつも、実際この長ネギだけでそばを口に運ぶのは至難の業なので、実際はみなさんお箸を使って食べてましたけどね( ・(ェ)・)
お箸で食べつつ、もう片方の手でネギをかじるという、口の中でそばとネギを一緒にする感じです。
美味しくて、食べるときにクスって笑いながら食べれる、そんなお蕎麦です☆


お腹を満たしたあとは、大内宿をぷらりとお散歩。



お蕎麦屋さんが混んでいて入れそうになかったら、こうして食べ歩きも楽しそうですよね♪
お団子やお魚、きんつば、かき氷などなど、お腹いっぱいなのについつい食べたくなるようなものがいーっぱいありました。
ついつい、きんつばを買ってお持ち帰りしちゃいました☆


歩いているだけで楽しい大内宿ですが、それを一望できる場所があります。
大内宿の入口からずーっとまっすぐ歩いて突き当たる場所に高台があって、そこを登ると大内宿を一望できます。階段があるので、すぐにわかるかと思います♪


きっとここから見える景色は、ずーっと変わってないんだろうなぁって思わせてくれる。
本当にタイムスリップしたかのような景色です。
大内宿へ行かれたときは、奥まで行ってそのままUターンせずに、是非この高台へ登ってみてくださいヾ( ´ー`)


大内宿をプラプラしてたら、とあるお店でこんな席を発見。


怖くて座れませんでした・・・。
「我こそは!」と思う方は、是非こちらの席へ( ・(ェ)・)


大内宿、行けて嬉しかったなぁ。
この日はこのまま会津を回りました。
会津と言えば、歴史好きは必ず訪れたくなる場所がありますよね。


それはまた次回☆


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2014/06/08

栃木~華厳の滝と中禅寺湖へ~

Place: Tochigi, Japan
日光東照宮(前回の記事はこちら)のあとは、日本3大名瀑のひとつ、華厳の滝へ☆


向かう途中、明智平に寄り道。


お天気が良かったから見渡し最高でした。


お出かけすると、何故かソフトクリーム食べちゃうのよね~。


そして青空の下で食べるソフトクリーム、ほんと贅沢!!
空気も綺麗で、しあわせヾ( ´ー`)


少しばかりのんびりしたあとは、そのまま華厳の滝へ。


華厳の滝の近くに公共の駐車場(1回300円)があって、そこに入ろう~と気をとられていたら、その反対側ですっごい勢いで呼び込みしてる人が2人ほどヾ( ´ー`)


手前の人が大きく「200円!!」って書いてある紙を持ってアピール。


・・・と思ったら、そのすぐ隣(奥)の人が「100円!!」って書いてある紙を持って全力でアピールしてた(☆。☆)


でも、車だから気づいたときには時すでに遅し。
通りすぎちゃうよ。
「あ!こっちにもあった!」と思ったときには、スルーって通り過ぎちゃうので、「ま、いっか」って結局公共の駐車場に入っちゃうのでした。


この日は快晴ながら少し涼しかったんだけど、滝の方へ向かうために下に降りたらもう一気に冷えてて寒いくらいでした。
滝までに行くトンネルの中、カナダのナイアガラの滝を思い出しました♪
ナイアガラの滝では、船(霧の乙女号)で近くまでいくことができて、それに乗るときに下へ降りて長いトンネルを歩いて行くんです。


ナイアガラの滝はとにかく迫力が凄かったけど、華厳の滝は美しかった。



空気がひんやりしていて、水の音とほんの少しの水しぶきを感じながら、滝の美しさと情緒を堪能しました♪


華厳の滝の近くに、中禅寺湖もあります。
駐車場は1回300円だから、両方行かれる予定の方はそのまま車を停めたまま歩いて行かれた方がいいかも。
でも中禅寺湖を回りたいという方や、行く場所によっては、華厳の滝と同じ駐車場だとかなり歩くことになるので要注意です。


中禅寺湖までは、歩いて10分弱。
少しずつ見えてきました。


この日は日曜日でお天気も良かったけど、比較的空いていてのんびりとした時間が流れていました。


自然の力ってすごいなぁ。
何をするわけでもないのに、ただただ眺めているだけで心がスーって軽くなる。
離れたくなくなる。


カフェがそんなに多いわけじゃないけど、近くのカフェで湖を眺めながらカフェラテを飲んだり。


のほほん~としてたら、カップル発見。


こんなところで語り合えるなんて、ほんと幸せよね☆
爽やかで素敵な雰囲気だったので、思わずパチリヾ( ´ー`)


東照宮、華厳の滝、中禅寺湖を訪れて日光を堪能したあとは、鬼怒川温泉へ向かいました☆
この日は鬼怒川温泉に宿泊です。


2日目は福島へ移動して、大内宿と会津を訪れました。
それはまた次回☆



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2014/06/02

栃木~日光東照宮を歩く~

Place: Nikko, Tochigi
「見ざる、言わざる、聞かざる」。


誰もが知っている、お猿さんです。
確か、小学校の修学旅行もそこを訪れたような・・・。
もはや、記憶が曖昧。。。


まだ日差しが心地良いくらいの5月半ばごろ、栃木・福島・山形を訪れました。
3泊4日の国内旅行です☆
「会津行くんだ~」なんて浮かれていたら、「え。国内も旅行するんだね」と真顔で言われました(-_☆)
海外しか行かないと思われていたようですが・・・、国内だって旅行します。
むしろ、会津はずっと行きたかった場所でもあって、今回行けたことが本当に嬉しかったのですヾ( ´ー`)


最初に向かったのは、小学生の頃も訪れていたであろう場所、日光です。
何故か小学生、中学生、高校生の頃ですら、修学旅行や遠足を好きになれずにいたわたし。
「どうやったら休めるだろう・・・」と真剣に考えていたくらいです。(休んだことないけど。)
だからなのかな?修学旅行で訪れたはずの日光の記憶が完全に抜けてしまっているので、冒頭のお猿さんにも初めてお目にかかったような感じでした。


旅行の前日、とあることを知りました。
なんと、一年で最も盛大なお祭りが開催されるというもの。
「百物揃千人行列」だそうです。
徳川家康公の神霊を駿府久能山から日光へ改葬当時の行列を再現したもの。


ということで、想像通り当日はたーくさんの人が訪れていました。


みんなこれを見たさに、色んなところから来て場所取りしてたんですね☆
外国の方も結構いらっしゃいました。

そんな大きなイベントがあることなんて知らずに日にちを決めてきちゃった私たち。
「でもせっかくならちょっと見てみたい・・・」と思いつつも、迷った挙句「全く見ない」という選択をしました( ・(ェ)・)


千人行列が行われている間は、東照宮を出入りできないらしくて、「今入るか、終わるまで待つか」という選択だったので、「じゃあ入っちゃおうか」となったのです。
でもおかげで、東照宮のなかは人がすごく少なかった☆
なので、混雑することもなくゆっくり見て回ることができたし、写真も撮りやすかったです。





早速、お猿さん発見!


これね、人がいなかったら気づかない。
写真だってズームにしないと、なかなか撮れない。
そのくらい、ひっそりと東照宮の中にいらっしゃいます。


このお猿さんたち、どうやら日本猿じゃないようです。
本で読んだ限りでは、当時これを作った方たちは、中国とかの本に描かれていた猿を見ながら書いたため、日本猿ではない猿になった、という事らしいです☆


絵馬って、すき。
色んな人の想いがそこにあって、すき。
自分では書かないし、じっくり読むわけでもないんだけど、ついつい写真をパチリと撮りたくなるのです。


絵馬は書かないけど、おみくじは引く。
大吉を引く率が高いわたし。
東照宮で引いたおみくじも、大吉でしたヾ( ´ー`)






東照宮は広くて見る場所が沢山あるけど、奥の方に行くと家康公が祀られている場所があります。
下の写真が、そのお墓です。


形が形なだけに、「祀られている」と言われてもあまりピンと来ないけども。。。
奥の方にあるので、ここまでに結構長い階段を上ることになります。
東照宮がこんなにも広いとは知りませんでした。


一通り見て東照宮を出ようとしたら、千人行列が終わったようで、見物していた人たちがこぞって東照宮へ入ってきました。
なので、いきなり激混みです。。。
人をかき分けて出たところ、チケットを買うのにも長蛇の列。
入るのにも、また列。
千人行列のあいだに入ってよかったのかも(☆。☆)





いいところだなぁ。
そんな風に思わせてくれた、日光。


東照宮の周りは、本当に緑が豊かでちょっと小路を覗くと素敵な路地になっていたり。
ここを歩きながら、青い空を見たくて、何度も空を見上げた。
高く上がった太陽が降り注ぐ光に、緑が喜んでいるかのようにキラキラしていて、「パワースポット」と言われるのがよく分かった気がします。


日光東照宮のあとは、華厳の滝や中禅寺湖にも足を運びました。
少しのあいだ、「栃木・福島・山形」の旅行記におつきあいください☆





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