2012/12/12

祝福の先にあるもの。


心からの「おめでとう」を伝えに行ったはずが、逆に「ありがとう」と言いたくなるほどに満たされてしまう。
大切な人の結婚式は、「おめでとう」以上に「ありがとう」が心の中に充満してしまうくらい、幸せを感じるものです。



今年は本当に結婚式が多かった。



7月には、ブラジル人の友達が結婚して、「ブラジルまで結婚式に来て欲しい」と嬉しすぎるお誘いをうけたのだけど、結局出席はお断りして日本から「おめでとう」を伝えました。



12月の頭にあった韓国での結婚式が、私にとって初めての海外の結婚式への出席。</p>
招待状から式に至るまで、全てが日本とは異なります。
一つひとつ違う点を見つけることも、楽しみのひとつでした。


事前に調べて行ったから驚きはなかったものの、それでも実際に見る海外の結婚式は新鮮そのもの。
日本よりも遥かにシンプルかつフランクに行われる、韓国の結婚式。



招待状がなくても出席できるし、むしろ招待状に「出席・欠席」を伝える返信ハガキも付いていない。
ドレスコードだって、ほとんどないようなもの。
ジーンズで来たとしても、浮かないほどです。
むしろ日本のような結婚式用のドレスを着ていくほうが、浮いてしまうかもしれません。



私は、普段も着れるけど、ちょっとしたお出かけに着ていきたいワンピースを着て出席しました。



式が終わり、記念撮影が終わり、食事が終わった人からそそくさと帰っていく・・・という形式。
日本でいう披露宴はなく、食事中には新郎新婦はドレスやタキシードから私服に着替えて、出席者のところをまわったりしています。



これが通常の韓国の結婚式だそう。ホテルなどで大々的に行う場合はもう少し違ってくるらしいけど、殆どの場合がシンプルなものみたい。




この韓国の結婚式の主役、新郎・新婦はワーキングホリデー先のトロントで出会った仲間。
次の日の夜には、日本でお披露目パーティーがあり、そちらにも出席してきました。



新郎が日本人、新婦が韓国人、そして住むところは香港。
長期間の遠距離恋愛を経ての結婚。二人の付き合い始めからずっと見てきたから、すっごく嬉しかったです。


実はトロントで出会った仲間と、ある事を企画していました。
それは、サプライズビデオレター。



トロントの仲間は、日本だけでなく海外にもいます。
なので、10月頃からfacebookのイベントページを立ち上げてみんなに呼びかけを開始。
東京、大阪、愛知、韓国、インドネシア、バンクーバー、トロント。
facebookを普段利用しない人には直接メールにて連絡。




海を越えて企画した、ビデオレター。
みんなから届いた動画メッセージを一つに繋げ、編集し、完成。
私を入れて三人で企画した今回のサプライズプレゼントだけど、その呼びかけに応えてくれたみんなが忙しいなか時間を割いて撮ってくれた動画を見て、一つひとつが凄く愛おしくなりました。



完成したビデオレターを見て、もう感無量。
私に対しての「おめでとう」じゃないのに、私が「ありがとう!」と言いたくなってしまうほど、みんなの想いが詰まったものとなりました。



日本でのお披露目パーティーは、なんと新郎が幹事。
なのでお店に直接連絡をして、何とかセッティングすることができました。
むしろ新郎が幹事だったからこそ、更にサプライズになったのかも。
10分弱の動画を会場で流したとき、二人が喜んでくれて本当に良かった。



日本でのお披露目パーティーには、大阪や愛知からもトロント仲間が集結。
久しぶりに大勢揃い、楽しい楽しい夜となりました。




新郎新婦の笑顔を見たり、その場所にいられたこと、直接「おめでとう」が言えたこと、全てがもう本当に「ありがとう」という言葉しかなくて、「おめでとう」と「ありがとう」で満たされた日でした。



祝福の先にあるものは、やっぱり満たされた気持ち。



誰かに何かをするということで、「ありがとう」と言われたりもするけど、でもそれ以上に「こちらこそ、ありがとう」と言いたくなっちゃう。
「何かしたい」と思う気持ちって、すごく暖かいの。



だからね、「何かしたい」と思わせてくれて、そんな気持ちにさせてくれて、本当にありがとう。



心からの「おめでとう」と、二人の幸せを強く強く願っています。




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