2012/11/21

Paris.

Place: フランス パリ

ひとりのパリ。


ロンドンからパリを訪れると、少しセンチな気分になっちゃうのは何でだろう。
全てのところで英語が伝わるわけではないこの街は、やっぱりどこか心細かった。
スーツケースを持っていると誰かが助けてくれたロンドン。
一方、エレベーターもエスカレーターもなく、大きいスーツケースを階段で運ぶ私の横を、素通りしていくパリ。



「パリは冷たい」



そんな事が言いたいわけじゃない。
そしてそれが不満なわけでもない。
パリはそういう街。
自立を強いられる街。私の目にはいつもそんな風に映る。
それが時に厳しくもあり、格好良く見えたりもする。



「ふぅ。」って、やっと着いたホテルの部屋でため息を漏らしつつも、「あぁ、パリに来たんだな」って満たされていたり。



私が訪れるパリの空は、いつもどんより雲か冷たい雨が降っている。
「雨ばかり」と聞いていたロンドンではあんなに晴れていたのに、パリではあいにくのお天気。
今まで過去に訪れたときも、青空はあまり見れなかった。



相性が悪いのかな。。。



そんな風に思いつつも、雨のパリだって嫌いじゃない。
雨だって、雪だって、ロマンチックに変えてしまうのがパリなんだもん。
雨に濡れた街が、夜になると余計にキラキラして見える。
水たまりに反射して映る街頭なんかも、一つ一つ私をドキドキさせてくれる。



パリに着いたら、やっぱりこれ。
3年ぶりに会いに来たよ。
変わらず眩しいくらい輝くエッフェル塔は、なかなか私を帰してくれませんでした。




毎時0分に5分間だけキラキラと光るエッフェル塔。
その時間に合わせて行ったつもりが、向かっている最中にその時間になっちゃった。



ずーっと見ていたくなるくらい。
東京タワーと違うのは、高層ビルが周りにないため、余計に際だって見える。



夜のパリは、夜のロンドンやニューヨークよりちょっとドキドキした。
治安面がやっぱり全然違うって、着いた早々肌で感じたから。



でも夜こそパリの本領発揮と言わんばかりに、街そのものがもう映画の世界のよう。



セーヌ川にある橋には、こんな風に南京錠が付けられている橋も。
恋人同士がこうやって付けることで、変わらない愛を願うみたい。
南京錠の数だけ、ここで愛を願った恋人達がいたのね。



色がない世界がこんなにも似合う街が、他にあるんだろうか・・・って思うくらい、パリの街はモノクロが似合う。



今回宿泊したホテルは、ノートルダム寺院から徒歩3分。
夜も朝もノートルダム寺院の横を歩いて、6年半前初めて訪れたときの事を思いだしてた。


あの時訪れたのは、2月のパリ。
雪が降り、寒すぎるなか、やっぱり外を歩きたくてひたすら歩いた私たち。
やっと辿り着いたノートルダム寺院の中に入ると、温かい光と静けさの中で、子どもの聖歌隊が歌をうたっていたの。
あの時の感動が忘れられなくて、あの旅での一番の思い出は、エッフェル塔ではなくてノートルダム寺院だったりするくらい。



今回聖歌隊はいなかったけど、久しぶりに訪れることができて嬉しかったです。



3度目であっても、私をドキドキさせてくれたパリ。
家の本棚にはパリの本がいっぱい。
携帯の待ち受けだったエッフェル塔。



こんなに好きなのに、フランス語には一切興味が湧かない謎(-_☆)
英語の音がやっぱり好きなのね、きっと。



何度だって来ちゃう。
ひとりでのパリは、私を少し大人にしてくれました。



サービス面での不便さも、当たり前のようにフランス語を話す事を求められる事も、「あぁ、これがパリだわ」って微笑ましくも思えるくらい。
また少し成長したら、訪れたい。
パリはやっぱり大人の街だから。
大人になること、年を重ねる事を、楽しみにさせてくれる街。



次は何年後かな。




これで、ロンドン&パリの旅行記は終わりです。

また次回からは日常ブログに戻ります(・∀・)





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