2012/11/09

20代女子。


ロンドン旅行記が続いていますが、ここでちょっぴり脱線。
少し長くなりますが、お付き合い頂ける方はぜひ☆
(2014/2/1 追記:ブログを引っ越したため、以前のブログのこの記事にFacebookのいいね!を100人近く付けてくださったのですが、それを反映することができませんでした・・。いいね!を押してくださった方々、ありがとうございました!)



昨日、恵比寿で開催された20代限定キャリアセミナー「26歳からの人生を切り開く方法」に出席してきました。
登壇者は、トレンダーズの経沢香保子社長と、“はあちゅう”こと伊藤春香さん。



二人の対談形式で行われ、1時間弱の短いものだったけど、内容はとても濃いものでした。
これが無料なんてびっくり。抽選だったから、行けたのはラッキーだったのかな。誘ってくれた友達に感謝♪



26歳で起業した経沢社長。そしてそのトレンダーズへ25歳で転職したはあちゅうさん。



20代女性の抱える悩みは、同じ20代の男性のそれとは大きく異なるものだと思います。
どんなに未来を描いても、やっぱり結婚と出産を無視して考えることは出来ない。
積み重ねてなんぼのキャリアも、女性は出産によってどうしても一時停止ボタンを押されてしまう。



手に職を持っていたり、その人にしかできない仕事を持っていたらまた違うのかもしれないけど、でも多くの人にとって出産前とイコールの働き方をするのはとても難しいもの。



結婚、出産、そして転職。
20代女子に訪れる、「このままでいいのかな」という漠然な迷いは、漠然ではあれど根は深く、食後のデザートと一緒に飲み込めるような、そんな簡単なものじゃないのです。



経沢社長は「30歳までに、仕事で一つでもこれをした!っていう実績が欲しかった」と言っていました。
20代は仕事に没頭していたという経沢社長。美にかける時間などもなく、今よりも10キロも太っていたというから驚き。今の細くて綺麗な経沢社長からは全く想像できない(☆。☆)




経沢社長は新卒でリクルートへ入社。
「女性が男性と肩を並べるには、男性の倍は頑張らないとダメだよ」と、当時は上司にそう言われるのが普通だったそうです。今そんな発言したら、ネットに書き込まれて「差別発言」とかされちゃうね( °д°)



でも結果が数字でダイレクトに出る営業職であれば、結果さえ出せば男性も女性もない!と思ったそうで、リクルート入社後は営業職に。そこでは、飛び込み営業や電話でのアポも一日100件行うほど仕事に没頭する日々を送っていたそうです。



そんな経沢社長のターニングポイントは、楽天市場との出逢い。
経沢社長は3年務めたリクルートを辞め、ベンチャーの楽天市場に転職しました。
楽天の三木谷社長のインタビュー記事が載っていたのを立ち読みし、「ネットで物が買える時代」に惹かれて雑誌に載っていた求人を見つけ、応募したとのこと。



転職して、三木谷社長の間近で多くのことを学べたことが、その後の経沢社長の糧になったそうです。



経沢社長が思う、女性の幸せに必要なものは「仕事、美、パートナーシップ」。
特に仕事での自信が、経沢社長には必要だったそう。
「美は、モデルではないんだから、身だしなみを整えて髪と肌が綺麗であれば、それで良いと思う。」って言葉に、確かにー!って思いました。分相応の美しさってものがありますしね・・・。ま、それでも「可愛くなりたい」と思うのが、オンナゴコロでもありますが(。-人-。)



お金儲けや、何とかして業績を上げようとかっていうのを考えずにいた経沢社長が、5年ほど前に誰にも言わず自分の中で会社を上場させることを決意したそうです。
それは、「会社は永続的であるべき」という想いから。
創業から13年目に入った今年、トレンダーズは東京証券取引所マザーズ市場に新規上場しました。



経沢社長は、女性らしく話の所々で笑うチャーミングさがあるのに、もの凄く強い意志を持ち合わせている方なんだなって思いました。
今ではノマドワーカーという働きも注目される中で、経沢社長はあくまでも「仲間」がいる「会社」というものに魅力を感じているそうです。
たまに一人合宿を決行して、社員名簿を見ながら、社員一人一人を思い出しながら色々と考えるそうです。
愛のかたまりですね(。・ω・)ノ゙



経沢社長は、模索しているときには「本屋に行くこと、人に会うこと、場所を変えること」を勧めていました。
ネットでも本は買えるけれど、本屋で背表紙を見ながら気になるものに手を伸ばしぱらぱら捲ると、求めていた言葉やヒントが載っていたりする。
人に会うことで、見えてくるものがある。
場所を変えることで、景色が変わって普段とは違う意識が生まれる。



この三つは私も完全に同意。
昔から模索しているときには、図書館か本屋さんに行っていました。
漠然とした悩みで、何について悩んでいるのか分からないときでも、本屋に行って手が伸びる本はその時の心が求めているものだったりするものです。
頭でいくら考えても見えてこない時は、本屋に行く、人と話す、移動する。
私の場合はもう一つプラスして、「とにかく書いてみる」。
書くことで、客観視できることも多々あります。少なくとも、私にとっては☆



経沢社長は近くに新しい本を出版されるそうで、そちらの方にも転職時代のことが少し書かれているようです♪
20代に成し遂げたことが、30代で糧になる。
経沢社長のこの言葉に、今の自分としっかり向き合いたくなりました。



そして、はあちゅうこと、伊藤春香さん。


新卒で電通に入社した後、約一年前の25歳で経沢社長の誘いを受けて、トレンダーズへ転職。



会って2回目で引き抜きの話をされたそうですが、それまで転職のことなんて一切考えたこともなかったにも関わらず、一時間後にはYESと返事をしていたというからびっくり。


電通での社会人生活は凄く楽しくて充実していたそうですが、なぜ転職を決意したのか。それは、このまま今の場所で働いた自分の10年後を想像した時に、簡単に想像できたから。どんなにベストな状態で進んでも、「こうなっているんだな」と10年後の自分が見えたそうです。
一方でトレンダーズでの10年後を見たとき、どんな自分になっているのかが想像出来なかった。
これが転職を決めた理由。
想像がつかない、色々な可能性がある方へ進んでみようと、たった一時間で決めたはあちゅう。



ここからは私の勝手な持論ですが。
きっとね、多くの人は「見えない=不安」だと思うの。
そして「変化=不安」だとも思う。
だけど実際に「あの人凄いなぁ」って思う人たちは、良い意味でとどまる事を知らない。
挑戦してなんぼ!っていう意味ではなく、そこには自分の直感を信じる裏付けがあるのだろうけど、それでも「見えない=可能性」「変化=可能性」なんだなって、凄く思います。



考えて考えて、「この橋なら折れない!」っていう確かな橋を作り上げてから渡っていたら、きっと気付い時には、同じように変化が怖い人たちが一緒に渡っている、ただの「みんなの橋」になっているはず。



でもそうではなくて。特別な何かを手にしたいのならば、「動きながら考える」。これが大切なのかなと。
安全な橋が出来てから渡るのではなくて、橋を造りながら前に進む。そうすることで、きっとその橋は、その人だけが進める特別な橋になっているはず。



はあちゅうさんの事は、本を読んだりブログを見たりで前知識があったせいか、経沢社長寄りの記事になっちゃいましたが・・・、でも二人が言っていた「30歳までに」って言葉、きっと会場にいたみんなの胸に色んな意味で突き刺さったんじゃないかなぁって思います。



女性にとって30歳は一つの節目。
転職をするのだって、30を超えれば難しくなってくるのが現状。
だけど、「20代が全てではない」というのも、また事実だと思います。



私が10代のときから自分の中で決めていたというか、思っていた事が一つ。
10代は迷子。
20代はいっぱい転びながら走る。
30代は20代で転んだ分、それが生きてくる。



そんな風に思っていました。
だからね、20代は立ち止まる時間も必要だけど、立ち止まること以上に行動に移すことが大切な時期なのかなって思うのです。



だけど、20代で何か仕事で結果を残さなければダメなんだ!って頑なに思う必要はないかなと。
それは本当に人それぞれで。
その覚悟が出来る人は突っ走るべきだけども、例えば、20代で結婚して出産して仕事どころではなかった女性。仕事で結果が残せなかったから劣るとかでは絶対にない。



生きてきた一つ一つの証を、意味のあるものにするかしないかは、全て自分次第。
学びのない事柄なんて、この世にはないんじゃないかなと思うのです。
見えている景色から、気付きを得て、学びに変えるのはその人次第。



学ぶ人はどんなに小さい事柄からも学ぶし、学ばない人はどんなに大きな失敗からも何も学ばない。
20代の過ぎた年数に「もっとこうしておけば」と嘆くのではなくて、しなかった事も失敗した事もすべて今後の学びにしていけば良い。



30までのタイムリミットを計るのではなくて、30まで例え一年だろうが5年だろうが、「気付いたら30」ではなくて、一歩一歩の足跡がくっきり残るような、そんな歩み方をすれば良い。



20代女子。
そして選択肢が広がった今だからこそ迷路にハマる私たち。



セミナーにいた女の子みんな、何かしらの迷いを抱えていたり、将来を模索している子たちなのかなって思ったり。もちろん、私も含め。



同じ時代に生まれて、今の時代だからできること、今の時代だから難しいこと、色々ある。
迷子になったり、転んだり、辛くて泣いたりすることもあるかもしれない。
それでも、今という時代と、20代という今しかない時間を、苦しいことさえもひっくるめて、楽しんじゃいたいと思っています。



いつか必ず、この迷ったり模索していた事が意味のあるものになる。
これを読むあなたの未来が、素晴らしいものでありますように。
そして、私も自分の手の中にある可能性を信じて、前に進んでいきたいと思います。



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