2012/08/15

空に魅せられて。


結局、全てはシンプルだった。


空と向き合ったあとは、いつもそんな気持ちになる。


昔から空が大好きだった。
一度だって同じ表情を見せない空に、時に心が洗われるくらい感動させられたり、そうかと思えば、宇宙戦争でも始まるんじゃないかと思わせるくらい厚い黒い雲に覆われてしまったり。



毎日出掛ける時に見上げる空。
仕事で外出したときに見上げる空。
帰りに電車の中から見る空。
寝る前に窓を開けて見上げる空。


いつ見上げても、その時にしか見えない空がある。
だけどどんな時でも、見上げれば必ずそこには空がある。



10代のときは、都会のネオンや街ゆく人を見ると、何だか落ち着いた。
光の数だけ、人の数だけ人生があるんだって思う事で、安心できた。
今では、自然を前に自分と向き合う事で、心が落ち着く。
10代のときは、色々と抱える多感な時期というのもあって、真っ向から自分自身と向き合うのが怖かったのかもしれない。



私の家のベランダには横になれるベンチが置いてあって、この前の週末に久しぶりに仰向けになって空と向き合ってみました。
そうすると私の視界は一面空だけに。



一度空と向き合うと、なかなか目を反らすことができない。
気づくと夕日に染まっていたはずの空が、すっかり暗くなって星が見え始めていました。
空をずっと見ていたら、何だか泣けてきた。
それは悲しさや苦しさからくるものではなくて、何だか凄く温かい気持ちになれたから。
こんな空を見る時間を持てた事、そしてそれによって自分自身と向き合えて、色んな気づきを持てたこと。



高城剛さんが「アイディアと移動距離は比例する」と言っていますが、それに似せて言うならば、「空と向き合う時間と気付きの数は比例する」と私は思います。



空と向き合って、難しい事なんてあれこれ考えられない。
どんなに頭や心が散らかった状態であっても、空とたっぷり目を合わせてしまえば、もう浮かんでくるのは本当にシンプルなことだけ。
単純な一つの言葉しか、私には出てこなかった。
その一つだけで、私の心は満たされていっぱいになりました。



たまたま星が多く出ていた日、きっと肉眼では見えなくても流れ星が流れているんだろうなぁって思うような空。
もし今流れ星が見れたら、わたしはその星に何を願うだろう。
そんな事を考えてみたけれど、やっぱり・・・答えは単純だった。
普段、叶えたいこと、手に入れたい居場所や理想、あげたらきっといっぱい出てくるであろう欲も、空と向き合って出てきたものは、何の迷いもないたった一つだけでした。




答えは本当にシンプルだった。
自分の中にある、大切で守りたいものや想いに、改めて気付けた時間でした。





一日24時間。365日。
同じ日なんて一日たりともなくて、今日元気でも明日は分からない。今日嫌な事あっても明日の今頃は飛び跳ねるくらい素敵な出来事があるかもしれない。
そんな毎日の中で、嬉しいこともあれば嫌なことだってある。
自分一人じゃ解決できない欲や迷い、悩みだってある。



そんなとき、空と向き合ってみてはいかがでしょうか。
それは空じゃなくて海でも緑でも良いと思う。もしかしたら人によっては、10代の私がそうであったように、街ゆく人かもしれない。
普段色んなものを抱えている自分を、言葉も出てこないほどにシンプルな感情にさせてくれる何かと向き合う時間。
私にとってのそれは、まさに空との時間でした。



空の美しさにいつも魅了されている私は、空の写真も沢山撮ります。
やっぱり綺麗な空を見ると、みんなとシェアしたくなる☆
似たような空だって、同じ一日がないように、同じ空だって一度だってない。



夏の空。冬の空。
季節が違えば、同じ時間でも空の表情は大きく変わる。
家にいても、外にいても、やっぱり私は何度も空を見たくなる。
朝が好きで早起きする理由の一つも、やっぱり空。
朝にしか見れない空の表情、景色があるから。



足を止めないと見えない景色がある。
人生も同じですよね。
是非、足を止めて空を見てみてください。
きっと、素敵な景色に出会えるはずです(*^ー^)ノ


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