2017/07/04

念願だったサグラダファミリアへ。

「諸君、明日はもっといいものを創ろう。」

これがガウディの最後の言葉だったと伝えられています。


1882年に建設がスタートしたサグラダファミリア。
未だに完成しないことを、「日本だったらとっくに完成していたんじゃ・・・・」なんてことを思っていました…一冊の本に出会うまでは。

その一冊とは、サグラダファミリア現在の主任建築家、外尾悦郎さんが書いた「ガウディの伝言」です。

バルセロナを訪れる方は、是非是非読んでほしい一冊です。

100年以上も完成しないなんて、なんで???という疑問も、この一冊を読めば納得。
そこには経過した月日だけのストーリーがあり、建築に関わった職人たちの魂を感じることができます。
読んでいて何度も心が温まり、目頭が熱くなりました。

多くの職人たちが人生をかけたサグラダファミリア。
未完成ということは、完成前の今の姿は今しか見られないということ。
なので完成してからじゃなく、「未完成の今」を見たいと思っていました。


入ってみると、そこには想像を反するモダンな世界が広がっていました。

ガウディがこだわった光。
外からの光がステンドグラスを通して照らすため、中は温かいカラフルな色で溢れていました。



冒頭に書いたガウディの最後の言葉は、ガウディが亡くなる日にサグラダファミリアを出る際に職人たちに伝えた言葉だそうです。
ガウディはミサへ行く道中に路面電車に轢かれて亡くなりました。
1926年6月7日のことでした。

その後ガウディの意思を継いだ多くの職人たちによって、完成を目前に控えているようです。
「いつ完成するんだ?」という問いに、ガウディは「神はお急ぎにならない」と答えていたと、「ガウディの伝言」に書かれています。


上に登ると、下からでは見えない部分の細部まで見ることができます。
ただ、高所恐怖症の方にはちょっときついみたい。
一緒に行った友達は極度の高所恐怖症で、「怖い怖い」って言ってたので・・・。


サグラダファミリアの入場券はネットで購入できるので、事前購入をお勧めします。



夜のライトアップもすごく綺麗なので、お勧めです。


サグラダファミリアの前にある公園には池があって、そこにサグラダファミリアが映るんです。
公園内は夜でも写真を撮る観光客で溢れていました。
ただ、治安が不安で夜歩きたくない方は、サグラダファミリアの近くに宿泊するといいかも。
今回のバルセロナ旅行はサグラダファミリアがメインだったこともあって、サグラダファミリアの目の前にあるアパートに宿泊しました。
そうすると朝起きても夜のライトアップもカーテンを開けるとそこにはサグラダファミリアが…なんていう贅沢な場所でした。


「ガウディの伝言」を読んで、「行きたい行きたい」と思っていた、サグラダファミリア。
読んで行くのと読まずに行くのとでは、きっと全然違った。
一つひとつが意味のあるもので、ガウディとその意思を継いだ職人たちからメッセージが込められたもの。

完成されたらまたいつか見に行きたい。



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